龍力 特別純米生もと 山田錦 720ml
¥1,650
■味わいのコメント:
兵庫県特A地区産山田錦を100%使用し、伝統的な造りである生酛造りで手間暇かけて醸した純米酒。味に太い厚み・旨味のある辛口テイストで、口当たりは柔らかすぎず適度な酸が後味を締める。お燗コンテストで高い評価を得ている。
■容量:720ml
■分類:特別純米酒・生酛造り(スペシャルな原料、製造法の純米酒)
■使用米:兵庫県産特A地区山田錦100%使用(最高に贅沢な酒米)
■精米歩合:65%(吟醸酒の一歩手前まで削って雑味を抑えた))
■アルコール度数:16.5度(やや高い)
■日本酒度:+1(辛口傾向)
■酸度:1.8(バランスが取れている)
■アミノ酸度:1.7(絶妙なバランス感)
■地域:兵庫県姫路市網干
■生産者:本田商店
■酒蔵の紹介:株式会社本田商店
元禄時代(1680年代)より播州杜氏の総取締役として酒造りに従事し、1921年(大正10年)兵庫県姫路市網干にて創業。
「龍力(たつりき)」という銘柄の由来は真言宗の始祖「龍樹菩薩」より。厳しい修行の末に神通力を会得し、齢数百年と言われた竜樹菩薩。初代はこの菩薩のお力を頂いて酒を造れば、きっと百薬の長である良いお酒が出来るに違いないと信じ「龍力」と命名。地元近隣の龍野(たつの)でも力のある存在になるよう縁起も担いだそうである。
龍力の歩みは挑戦の歴史。全国に先駆けて「”全量”酒造好適米」「生原酒の販売」「大吟醸」に取り組んだ酒蔵。また兵庫県特A地区産山田錦について全国初の篤農家との契約栽培や土壌の研究、幻の酒米「神力」の復活など日本酒の新しい楽しみ方を提案する挑戦を行ってきた。
仕込み水は地下103メートルから汲み上げた揖保川(中国山系に源がある一級河川)の伏流水(中硬水)を使用。
龍力の基本姿勢は「米の味は米の酒」という考えでお米にこだわり続けている。一般的に、酒造りには酒米よりも価格も安く、入手しやすい食用米が多く使われるが、龍力で使用する米はすべて「酒造好適米(食用ではなく、お酒造りに特化した米)」。
特に山田錦においては、一等級以上の特上や特等米をメインに、最高品質である「兵庫県特A地区産」のものを使用している。
山田錦の山地には昔から「酒米買うなら土地を見て買え」という格言があるほど、良質な酒米が取れるかどうかは産地の土壌や気候条件が重要とされてきた。「兵庫県産山田錦」が数ある山田錦の中でも別格とされる理由のひとつに、テロワール(生育環境)がある。標高が高い山間棚田地帯であり、昼夜の気温較差が大きく降水量が少ない、また黒粘土の土壌などこれらの理想条件を兼ね備えた土地が、兵庫県特A地区である。
特A地区の山田錦には「大粒」「心白が中心部に鮮明に出ている」「タンパク質、脂質が少ない」という三つの特徴があり、雑味が少なく、味、香りともにふくよかで濃醇、酒質のバランスが良く、味わいに幅のある酒となります。
■近年の受賞歴:
全国新酒鑑評会 金賞
“World Wine Championships”『大吟醸龍力 米のささやき』“主席ゴールドメダル受賞”
燗酒コンテスト『龍力 生酛仕込み』“金賞受賞”
日経新聞“何でもランキング”『龍力 生酛仕込み』第1位